赤ちゃんのヨーグルトデビューはいつから?離乳食にはどれを選ぶ?

乳製品の話

母子栄養協会 管理栄養士監修

ヨーグルトを使った離乳食

「離乳食にヨーグルトを取り入れたいけれど、いつから始めればいいの?」 「どのヨーグルトを選んだらいいか分からない...」そんなお悩みはありませんか?

ヨーグルトは、トロミがほどよく、栄養的にも積極的に摂りたい離乳食食材の一つ です。

適切な開始時期や選び方をお伝えしますので、離乳食を進める参考にしてくださいね。

ヨーグルトが離乳食におすすめの理由

離乳食にヨーグルトをおすすめしたい理由は大きく分けて4つあります。

1.栄養面 2.食感 3.用意のしやすさ  4.アレンジ自在で飽きない です。

1つずつ解説しますね。

1.赤ちゃんに欠かせないヨーグルトの栄養

ヨーグルトには赤ちゃんの発育に欠かせない、 カルシウムやたんぱく質が含まれています。


  • カルシウム:骨や歯の形成に必要不可欠
  • たんぱく質:筋肉や臓器の発達をサポート

という働きがあります。

このほかにも、 ビタミンB群なども含まれるため、摂取した栄養を効率よくエネルギーに変換することを助けてくれます。


2.なめらかな食感

離乳初期(生後5・6ヶ月頃~)に食べやすいものは、 ヨーグルト状のなめらかなかたさ といわれています。

トローッとしている食感は、赤ちゃんにとって のど越しもよく、食べやすいものです。

ヨーグルトは、パサつきやすい青菜や肉魚類を食べやすく、

ほどよいとろみでなめらかに包んでくれるので、さまざまな食材と和えるのに、適しています。

3.用意しやすい

ヨーグルトはすでに赤ちゃんが食べやすいかたさになっています。

そのため、特に調理は不要で、そのままでも食べられるのがポイントです。

赤ちゃんはすぐお腹がすいてしまうので、 「ちょっと食べさせたいな」と思う時に、すぐ用意することができるのは嬉しいですね。

4.アレンジ自在で飽きない

そのまま食べるのはもちろん、果物や野菜と組み合わせたり、おやきに混ぜたりと、離乳食のレシピの幅を大きく広げてくれる 食材です。

離乳食ヨーグルトはいつから?開始時期と量の目安

では、ヨーグルトはいつから始めたらいいのでしょうか。

実は、これには厳密な決まりはありません

赤ちゃんの発達には個人差があるため、 いくつかのポイントを確認してから 始めましょう。

ヨーグルトを開始する時期の目安

離乳食でヨーグルトを始めるのは、 離乳初期の後半(生後6ヶ月頃)から が目安です。

<注意> 以下にあてはまる場合は、始める前に医師に相談してください。

・育児用ミルクなどでアレルギー症状が出たことがある場合

・育児用ミルクを飲んだことがあり、飲まなくなってから2か月以上経っている場合

 

はじめてヨーグルトをあげる時の量

現在も育児用ミルクを飲んでいる場合は、そこまで少量ではなくても構いません。


現在育児用ミルクが100ml以上飲めていれば、ヨーグルトのアレルギーはまず心配不要 です。

しかし、

・ミルクを今まで飲ませたことがない赤ちゃん

・育児用ミルクを飲んだことはあるが、しばらく飲んでいない赤ちゃん

は、 小さじ1程度からはじめておくと安心 です。

 

特にはじめてあげるときは、 じんましんや下痢・嘔吐などアレルギーのような症状が出ないか慎重に観察しましょう。

 

平日の午前中に与えることで、万が一症状が出た場合でも医療機関を受診しやすくなります。

月齢別の量の目安

以下はあくまでも 目安 です。赤ちゃんの食欲や成長にあわせて調整しましょう。

月齢 1回の目安量 ポイント
離乳初期
5‐6ヶ月頃
(1日1‐2回)
0〜50g 初回は小さじ1から。慣れたら徐々に増量。
離乳中期
7‐8ヶ月頃
(1日2回ほど)
50〜70g 他の食材と組み合わせて栄養バランスアップします。
ヨーグルトだけなら50〜70gくらいですが、例えば肉10gとあわせるなら、ヨーグルトは20gくらいまででもいいでしょう。
離乳後期
9‐11ヶ月頃
(1日約3食)
80g 野菜を30~40gくらい食べる時期。だいたいヨーグルトだと野菜の2倍くらいの量が必要になりますが、肉や魚でたんぱく質をとるとしたら15gくらいとなります。
肉や魚の代わりにヨーグルトだけにするなら80gとなります。
離乳完了期
12〜18ヶ月
(1日3食+補食)
100g 1食あたり100g程度食べられるようにはなりますが、 穀類や野菜類、その他のたんぱく質もとっていきましょう。
また、母乳やミルクの回数が減ってきたら補食のようにして食べるのもいいでしょう。

赤ちゃんにおすすめのヨーグルトの選び方

スーパーに行くと、さまざまな種類のヨーグルトが並んでいるので、どれを購入したらよいのか迷ってしまいますよね。

離乳食には「プレーンヨーグルト(全脂無糖)」を選ぶのがおすすめです。


※脱脂加糖と反対の意味で、脂肪を除去しておらず、砂糖や甘味料を加えていないもののこと

※プレーンヨーグルトには、糖質(乳糖)が含まれています

プレーンヨーグルトを選びたい理由

赤ちゃんは、ほのかな甘みが大好きです。しかしながら、過剰な糖分は不要です。

むし歯予防の観点や、自然な甘みを感じていく上でも、 乳製品本来のほのかな甘みや、一緒に加える野菜や果物の甘さ で十分です。

そのため、 ヨーグルトは、甘味を加えていないものがいいでしょう。

 

また、甘味を加えないことで、野菜類や魚類などさまざまな食材と相性がよくなるのも、嬉しいポイントです。

さらに、 脂肪分も赤ちゃんにとっては大事なエネルギー源 です。

特に乳脂肪は赤ちゃんにとって分解しやすいため、とくに 低脂肪にする必要はありません

おすすめヨーグルト商品

離乳食に使うヨーグルトとしては、砂糖や甘味料を使用していない プレーンヨーグルト がアレンジしやすくおすすめです。

乳本来のやさしい甘さで、果物や野菜と合わせたり、おやき生地に混ぜたりと、 離乳食にも幅広く使いやすいですね。

月齢別!ヨーグルトを使った離乳食レシピ

ヨーグルトの魅力は、そのまま食べるだけでなく様々な食材と組み合わせてアレンジできることです。

月齢に応じたおすすめレシピをご紹介します。

ヨーグルトのにんじんピューレのせ(離乳初期:6ヶ月頃)

ヨーグルトのにんじんピューレのせ

作り方

  1. にんじんは皮をむき、耐熱容器に入れ、にんじんがちょうど浸かるくらいの水を加える。ラップをして、電子レンジ(600W)で30秒加熱する。裏返してさらに 30秒加熱し、ラップをしたまま1分ほどおいて蒸らす
  2. 蒸したにんじんをこし網で裏ごしし、ゆで汁(少々)で伸ばす
  3. ヨーグルトを混ぜて器に盛り、②のにんじんをのせる

バナナヨーグルト (離乳中期:7‐8ヶ月頃)

バナナヨーグルト

作り方

  1. バナナは薄切りにし、耐熱容器にいれてラップをし、電子レンジ(600W)で20秒加熱する
  2. バナナをフォークなどでつぶす
  3. 常温程度にしたヨーグルトと、2を混ぜ合わせる

ツナときゅうりのヨーグルトソース(離乳後期:9-11ヶ月頃)

きゅうりのツナヨーグルトソース

材料(1食分)

作り方

  1. きゅうりは皮をむき、薄くいちょう切りにしてやわらかくなるまで茹でる
  2. ①と水気を切ったツナ、ヨーグルトを混ぜる

ヨーグルトおやき(離乳後期:9-11ヶ月頃)

ヨーグルトおやき

材料(1食分)

作り方

  1. 冷凍ほうれんそうはラップで包み、電子レンジ(600w)で20秒加熱し、水気を絞ってから、みじん切りにする
  2. ヨーグルトをキッチンペーパーを敷いたざるの上にあげて、軽く水気を切る
  3. バナナをつぶしながら②と①を加え、少しずつ米粉をいれて混ぜる
  4. 2つの小判型に成型し、油を引いたフライパンで両面焼き色がつくまで焼く

 りんごコンポートのヨーグルトがけ(離乳完了期:1歳頃~)

りんごコンポートのヨーグルトがけ

作り方

  1. りんごは皮をむき、薄いいちょう型に切ってラップで包み、電子レンジ(600W)で30秒加熱する
  2. 加熱したりんごにヨーグルトをかける

ヨーグルトの正しい保存方法と注意点

安全にヨーグルトを離乳食に取り入れるために、 保存方法と注意点 をお伝えしますね。

保存に関する基本ルール

・冷蔵庫で保存しましょう(10℃以下)

・とりわけるときには、清潔なスプーンを使いましょう

・開封後は2〜3日以内に使い切りましょう

赤ちゃんにあげる時の注意点

食べ残しは赤ちゃんにあげないようにしましょう
唾液が混入したものは雑菌が繁殖しやすいので、そのままあげないようにします。


ちょっとだけ温めるのもおすすめ

冷蔵庫で保管しておくヨーグルトは、そのままあげると赤ちゃんには冷たすぎてびっくりしてしまうかもしれません。

人肌程度に温めてあげるのが最初はおすすめです。


はじめてあげるときは少しだけを平日午前中に。

初めてヨーグルトなどの乳製品を赤ちゃんにあげる時は、少しだけにしておきましょう。

新しい食材を試す時は、平日の午前中にあげると安心です。

これにより、 万が一アレルギー症状が出た場合でも、かかりつけ医や小児科を受診しやすく なります。

まとめ:食材にヨーグルトを加えて離乳期も楽しくアレンジを!

離乳食初期後半(生後6ヶ月頃)から、小さじ1程度から始める

プレーンヨーグルト (砂糖や甘味料を使用しておらず、低脂肪でないもの)を選びましょう

・量の目安はあくまでも参考です。 赤ちゃんの食欲や成長にあわせて、少しずつ食べられる量が増えていきます

・はじめて乳製品を食べるときには 平日午前中にあげる と万が一の場合でも病院にも行きやすく安心です

・ヨーグルトは加熱の必要はありませんが、冷蔵庫にあるものは冷たいので、 少し温めると食べやすくなります

 

離乳食作りは大変ですが、ヨーグルトがあれば簡単に作れます。


この記事のレシピを参考に、 赤ちゃんのヨーグルトデビューを怖がらずに すすめられるといいですね。


何かご心配なことがあれば、かかりつけの小児科医や保健師さんにご相談ください。