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コーヒー牛乳はカフェオレ・カフェラテとは違う?歴史や​​魅力についても紹介!

乳製品の話

コーヒー牛乳はカフェオレ・カフェラテとは違う?歴史や​​魅力についても紹介!

老若男女問わず親しまれているコーヒー牛乳は、1923年に初めて販売されて以来、現在も人気のある飲み物です。そんなコーヒー牛乳が現在は別の名称で販売されていることや、カフェオレ・カフェラテとの違いをご存知ですか?本記事では、コーヒー牛乳の歴史やカフェオレ・カフェラテとの違いはあるのかについて解説します。

牛乳のまろやかさとコーヒーのほのかな苦みを感じられるコーヒー牛乳は、大人にも子どもにも昔から親しまれている飲み物です。

現在は商品名として「コーヒー牛乳」は使用できず、「ミルクコーヒー」などの商品名で販売されています。


また、同じようにコーヒーを使った飲み物に「カフェオレ」や「カフェラテ」がありますが、大きな違いはないことをご存知の方は少ないのではないでしょうか。


そこで本記事では、コーヒー牛乳の歴史や、商品名として「コーヒー牛乳」が使えない理由、カフェオレやカフェラテとの違いなどについてご紹介します。


<本記事でわかること>

・現在は「コーヒー牛乳」ではなく「ミルクコーヒー」などの商品名で販売されていること

・コーヒー牛乳の歴史

・コーヒー牛乳・カフェオレ・カフェラテの魅力

・コーヒー牛乳とカフェオレ・カフェラテの違いはあるのか

・コーヒー牛乳の作り方

・よつ葉乳業のおすすめ商品

現在は「コーヒー牛乳」ではなく「ミルクコーヒー」などと呼ばれている

現在、商品名として「コーヒー牛乳」を使うことはできなくなっており、「ミルクコーヒー」などの商品名で販売されています。

実際によつ葉乳業では、「

よつ葉ミルク珈琲

」という商品名で販売しています。


以前は、コーヒーなどを使用した乳飲料にも「牛乳」の名称を使用できました。


しかし、「飲用乳の表示に関する公正競争規約」が改正されたことにより、消費者が誤解をしないよう「牛乳」は生乳100%の商品のみに使えることになったのです。


名称は異なるとはいえ、以前「コーヒー牛乳」の名称で販売されていたものと、現在「ミルクコーヒー」などの名称で販売されている乳飲料は同じものです。


また、ミルクコーヒーやいちごミルクなど、牛乳や乳製品にその他の原料が添加されているものは、「乳飲料」というカテゴリーに分類されます。

牛乳類には7つの種類がある

上述したように、牛乳や乳製品を使用した飲料はさまざまな種類に分類されます。

具体的には、牛乳類は7つの「種類別名称」に分類されます。


名称に「牛乳」がつく飲用乳は、生乳(牛から搾ったままの乳)のみで製造された「牛乳」、「特別牛乳」、「成分調整牛乳」、「低脂肪牛乳」、「無脂肪牛乳」の5種類です。


その他にも、原材料に乳製品を使用した「加工乳」、生乳や乳製品以外の原料(カルシウムやコーヒーなど)を使用した「乳飲料」の2種類があります。


計7種類の牛乳類の特徴は、下記の通りです。


牛乳 成分無調整のまま、生乳を殺菌してパック詰めしたもの。
(水などを加えることは禁止されています)

※当社の「

特選よつ葉牛乳

」や、「

特選よつ葉4.0牛乳

」などが該当します。

特別牛乳 特別牛乳搾取処理業の許可を受けた施設で搾取した生乳を処理して製造したもの。
※当社では製造していません。
成分調整牛乳 生乳から乳脂肪分などの一部を取り除き、殺菌・パック詰めしたもの。

※当社の「

よつ葉北海道十勝軽やかしぼり

」が該当します。

低脂肪牛乳 生乳から乳脂肪分を取り除き、低脂肪にしたもの。
(乳脂肪分0.5%以上、1.5%以下)

※当社の「

特選よつ葉低脂肪牛乳

」が該当します。

無脂肪牛乳 生乳から乳脂肪分を取り除き、無脂肪にしたもの。
(乳脂肪分0.5%未満)

※当社の「

特選よつ葉無脂肪牛乳

」が該当します。

加工乳 生乳や牛乳、またはこれらを原料として製造した乳製品
(脱脂粉乳やクリーム、バターなど)を加工したもの。

※当社の「

よつ葉低脂肪

」が該当します。

乳飲料 生乳や乳製品を主原料に、ビタミン・ミネラル・カルシウムなどの栄養分や、コーヒーや果汁を加えたもの。

※当社の「

カフェインレスよつ葉カフェオレ

」「

よつ葉ミルク珈琲

」「

よつ葉ミルク苺

」「

よつ葉ミルク紅茶

」などが該当します。

​​​コーヒー牛乳の歴史

現在、商品名として「コーヒー牛乳」を使うことはできなくなっていますが、そもそもコーヒー牛乳はいつからあるのでしょうか?

日本ではじめてコーヒー牛乳が商品化されたのは、1923年(大正12年)4月20日です。


コーヒー牛乳の人気が高まったのは、銭湯で販売されるようになったことがきっかけです。


昭和30年頃の日本ではまだまだ一般家庭に内風呂は少なく、町の銭湯が主流でした。


銭湯にはまだ一般家庭に普及していなかった冷蔵庫があり、そこに着目した乳業メーカーはコーヒー牛乳を銭湯で販売してみることにします。


当時は銭湯の利用料金が15円ほどだったのに対し、コーヒー牛乳は50円と高価でしたが、お風呂上がりに飲める冷たいコーヒー牛乳は贅沢品として大人気でした。

​​​​​コーヒー牛乳とカフェオレ・カフェラテは違うもの?

コーヒー牛乳とカフェオレ・カフェラテは、いずれもコーヒーと牛乳等でできています。

まず、コーヒー牛乳(ミルクコーヒー)は、種類別名称「乳飲料」のうち、乳成分が規定以上含まれているものを指します。


さらに日本では、カフェオレ・カフェラテに明確な決まりはありませんが、ドリップコーヒーと牛乳を使用したものをカフェオレ、エスプレッソと牛乳を使用したものをカフェラテと呼ぶ傾向があります。


しかし、カフェオレとカフェラテの実際の違いは、発祥地や言語です。


カフェオレはフランス語、カフェラテはイタリア語であり、形式は下記のように似ています。


<カフェオレとカフェラテの比較>

呼称 発祥の国 形式
カフェオレ フランス 牛乳とドリップコーヒーを混ぜたもの
カフェラテ イタリア コーヒーと牛乳を混ぜたもの
一般的にはエスプレッソ形式で飲まれる

このように、日本ではコーヒー牛乳・カフェオレ・カフェラテと呼び方が分かれていますが、実際には大きな違いはありません。

コーヒー牛乳・カフェオレ・カフェラテの魅力

コーヒーと牛乳はそのままでも美味しく飲めますが、組み合わせてコーヒー牛乳・カフェオレ・カフェラテなどにすることで、さまざまな飲み方を楽しめます。

牛乳の甘味はコーヒーの苦味や酸味を和らげるため、「コーヒーだけでは苦くて飲めない」という方にもおすすめです。


また、牛乳の代わりに生クリームを入れると、クリーミーな味わいになります。


コーヒーと牛乳の割合によって味が変わるため、お好みで調整しましょう。

美味しいコーヒー牛乳の作り方3選

コーヒー牛乳は自宅で手軽に楽しめるのも魅力です。

ここからは、おいしいコーヒー牛乳の作り方を3つご紹介します。

①冷たいコーヒー牛乳の作り方

夏の暑い季節やお風呂上りにおすすめの、冷たいコーヒー牛乳の作り方は以下のとおりです。

<作り方>

1.ドリッパーにフィルターをセットする

2.①に挽いて粉にしたコーヒー豆を12~15gほど入れる

3.お湯を沸かす

4.沸騰したお湯を1分ほど置き、適温にする

5.②に適温にしたお湯をかけ、30秒ほどしっかりと蒸らす

6.少しずつ丁寧にお湯を注ぎ、ゆっくりと濃い目のコーヒーを抽出する

7.抽出できたコーヒーは氷をたっぷりと入れたグラスに注ぎ、一気に冷却する

8.⑦に牛乳とシロップをお好みの量加え、完成


コツはコーヒーを抽出する際に熱湯を使用しないことです。


熱湯を使用してしまうとコーヒーに含まれる油まで抽出してしまい、油が浮いてしまったり雑味成分までが加わったりしてしまいます。


また、抽出する前にしっかりとコーヒー豆を蒸らすこと、コーヒーを抽出する際はできるだけ低い位置からお湯を注ぐことも重要なポイントです。


コーヒー豆に溜まっているガスを抜き、うまみ成分を抽出しやすくします。

②温かいコーヒー牛乳の作り方

ここからは、寒い時期やリラックスタイムにもおすすめの、ほっと温まる温かいコーヒー牛乳の作り方をご紹介します。

<作り方>

1.使用するカップを温めておく

2.ドリッパーにフィルターをセットする

3.②に挽いて粉にしたコーヒー豆を1杯当たり10~12gほど入れる

4.お湯を沸かす

5.沸騰したお湯を1分ほど置き、適温にする

6.③適温にしたお湯をかけ、30秒ほどしっかりと蒸らす

7.少しずつ丁寧にお湯を注ぎ、ゆっくりと濃い目のコーヒーを抽出する

8.温めた牛乳に、抽出したコーヒーを注ぎ、お好みで砂糖を加え完成


ポイントは、コーヒーを入れるカップを事前に温めておくことです。


冷えたカップに温めたコーヒーを注いでしまうと、10度ほど温度が下がってしまうといわれています。


また、混ぜ合わせる牛乳の温めすぎにも注意が必要です。


牛乳本来の甘みは70度前後で引き出せるといわれています。


鍋であたためる際は、牛乳がふつふつしない程度に温めるようにしましょう。

③​​牛乳出しコーヒーの作り方

最近水出しコーヒーならぬ、牛乳出しコーヒーが簡単ながら美味しいとSNSで注目を集めています。

セットするだけでできあがるので、忙しい方にもぴったりです。


<作り方>

1.コーヒー粉をお茶パックに入れる

2.①で作ったパックを牛乳に浸し、冷蔵庫で1晩置く

3.翌日パックを取り出し、お好みで砂糖を加え完成


牛乳のまろやかさはもちろん、コーヒーの風味や苦みをしっかりと感じられるのが牛乳出しコーヒーの特徴です。


深煎りしたようなコクと苦みがでて、大人の味わいを楽しめます。


1晩置く必要があるのですぐには飲めませんが、コーヒーをお湯で抽出せずに手軽に作れるのも魅力です。

よつ葉乳業のおすすめ商品4選

コーヒー牛乳を手作りするのもおすすめですが、よつ葉乳業のカフェオレもおすすめです。

よつ葉乳業では、北海道産乳原料を使用し、ミルクのおいしさを最大限に生かしたカフェオレを販売しています。


なかでもおすすめの商品を4つご紹介します。


<ご紹介する商品>

・よつ葉ミルク珈琲

・クリーム仕立てよつ葉カフェオレ

・クリーム仕立てよつ葉カフェオレ 砂糖不使用

・カフェインレスよつ葉カフェオレ

①よつ葉ミルク珈琲(200ml)

よつ葉ミルク珈琲

は、北海道産のミルク原料から作られたロングライフ乳飲料です。


香ばしく焙煎されたコーヒーとまろやかでコク深いミルク、砂糖を使用し、どこか懐かしい味わいに仕上げられています。

香料や着色料は一切使用せずに作っています。


加熱殺菌した乳飲料を、光と空気を遮断する特殊構造の容器に無菌充填しているため、常温で保管できます。


また、賞味期限も通常の乳飲料や牛乳に比べ長いため、非常食や備蓄用の飲料としてもおすすめです。


キャンプや野外でのレジャーのお供としてもぴったりです。

​②クリーム仕立てよつ葉カフェオレ(200ml)

クリーム仕立てよつ葉カフェオレ

は、まろやかなミルクの味わいを楽しめる、ミルクが主役の商品です。


脱脂濃縮乳と生クリームを、焙煎豆からその場で挽いて淹れたコーヒーとブレンドして作られています。

乳原料は北海道産を100%使用しているため、まろやかなミルクの旨味と香り高いコーヒーの風味、ほろ苦さを味わえるのが魅力です。


それぞれの素材の香りや風味を楽しんでいただくため、香料を使用せず作られているのもポイントです。


チルドカップで持ち運びしやすいので、仕事の休憩時や外出先などでほっと一息つきたいときにもおすすめですよ。

③クリーム仕立てよつ葉カフェオレ砂糖不使用(200ml)

クリーム仕立てよつ葉カフェオレ

には、砂糖を使用していない商品もあります。


乳原料は北海道産を100%使用し、工場で淹れた華やかな香りのコーヒーと組み合わせたカフェオレです。

砂糖不使用なので、お食事のお供としても飲みやすく、甘い飲み物が苦手な方にもおすすめです。

④カフェインレスよつ葉カフェオレ(1000ml)

カフェインレスよつ葉カフェオレ

は、北海道産の生乳を60%配合し、ミルクのまろやかさとコーヒーの香りを楽しめる商品です。


香料や乳化剤、着色料を使わず、コーヒーと乳原料、砂糖だけで作っています。

カフェインを90%以上除去したコーヒー原料を使用しているため、カフェインの摂りすぎが気になる方や、寝る前に飲みたい方にもおすすめです。

まとめ

コーヒー牛乳の歴史や、カフェオレ・カフェラテとの違い、おすすめの商品についてご紹介しました。

現在は「ミルクコーヒー」などの商品名で販売されているコーヒー牛乳は、名称が異なるだけで同じものです。


コーヒー牛乳やカフェオレ・カフェラテは自宅でも簡単に作れますが、さらに手軽に楽しみたい場合は、よつ葉乳業の商品がおすすめです。


また、よつ葉乳業のカフェオレはミルクを主役に作っており、味わいのバランスにこだわっています。


ぜひ、カフェタイムによつ葉乳業のカフェオレ・ミルク珈琲を楽しんでみてはいかがでしょうか。

[参考文献]
※1:よつ葉Q&A.牛乳にはいろいろ種類がありますが、何か違いがあるのでしょうか?.https://www.yotsuba.co.jp/faq/faqlist/1046.html#:~:text=%E9%A3%B2%E7%94%A8%E4%B9%B3%E3%81%AE%E5%86%85%E3%80%81%E2%80%9C%E7%89%9B%E4%B9%B3,%E7%89%9B%E4%B9%B3%E3%80%8D%E3%81%AE5%E7%A8%AE%E9%A1%9E%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82
※2:TEAM CAFE TOKYO.コーヒー牛乳の誕生秘話!日本発祥・歴史を探る.https://teamcafetokyo.jp/coffee-milk/
※3:My TOKYO GAS.まだ冷蔵庫が珍しかった頃… 銭湯の冷蔵庫にあるコーヒー牛乳は大人の贅沢品だった!?.https://members.tokyo-gas.co.jp/kurashi/bath/bath15.html#:~:text=%E9%8A%AD%E6%B9%AF%E3%81%AB%E3%81%AF%E3%80%81%E5%BD%93%E6%99%82%E3%81%BE%E3%81%A0,%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%84%E3%81%88%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
※4:全国公正取引協議会連合会.飲用乳の表示に関する公正競争規約及び同施行規則.https://www.jfftc.org/rule_kiyaku/pdf_kiyaku_hyouji/milk.pdf
※5:COFFEE TOWN.コーヒー/エスプレッソと牛乳/生クリームの相性は抜群!.https://www.ejcra.org/column/ca_08.html#:~:text=%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%81%BF%E3%81%BE%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86%EF%BC%81-,1.%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC%2F%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%BD%E3%81%A8%E7%89%9B%E4%B9%B3%2F%E7%94%
※6:COFFE STATION.コーヒーに牛乳を入れると期待できる効果.https://coffee-station.hariocorp.co.jp/archives/7158#:~:text=%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC%E3%81%AB%E7%89%9B%E4%B9%B3%E3%82%92%E5%85%A5%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%81%A8%E8%8B%A6%E3%81%BF%E3%82%92%E7%B7%A9%E5%92%8C%E3%81%99%E3%82%8B,%E5%8A%B9%E6%9E%9C%E3
※7:厚生労働省 食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A.~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~.https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html
※8:農林水産省.カフェインの過剰摂取について.https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/hazard_chem/caffeine.html
※9:Wikipedia.カフェ・ラッテとカフェ・オ・レ.https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%86
※10:・TEAM CAFE TOKYO.美味しいコーヒー牛乳の作り方アイス編.https://teamcafetokyo.jp/cafe-au-lait/
※11:TEAM CAFE TOKYO.美味しいほっとコーヒー牛乳の作り方.https://teamcafetokyo.jp/cafe-au-lait/
※12:macaroni.カフェオレとは違う!全農の「牛乳出しコーヒー」レシピが簡単でおいしすぎる.https://macaro-ni.jp/112558